400km走行に要する水素量の各種水素供給源による比較*-1

水素含有量(wt%)
正味水素量 (kg)
燃料容積(liter)
容器重量(kg)
総重量
(kg)
容器体積
(liter)
燃料/総重量比
(wt %)
ガソリン(レギュラー)
37
50
11
48
55
77
高圧水素 (A)*-2
100
4.4
264
400
404
320
1.1
高圧水素(B)*-3
100
4.4
176
120
124
210
3.5
液化水素*-4
100
4.4
62
30
34
130
13
メタノール
12.1(64)
4.4(36)
34
6
42
37
11
水素吸蔵合金 (A)*-5
1
4.4(440)
176
616
242
0.7
水素吸蔵合金 (B)*-6
3
4.4(147)
59
206
81
2.1
水素吸蔵合金 (C)*-7
5
4.4 (88)
35
123
48
4.1
金属水素錯イオン体 (A)
4.3(20)
4.4(103)
94
4
107
103
4.1
金属水素錯イオン体 (B)
6.4(30)
4.4(69)
63
3
72
69
6.1
金属水素錯イオン体 (C)
8.5(40)
4.4(52)
47
2
54
52
8.1

備考: *-1 WE-NET計画(Sub-task 7の標準値 (1998)
8 km/literガソリン走行=[8.11 km/Nm3-水素, 90.8 km/kg-水素]
燃料効率比、燃料電池自動車:ガソリン自動車=3.125 : 1
備考: *-2 高圧容器内圧: 200 atm
備考: *-3 高圧容器内圧: 300 atm
備考: *-4 重断断熱構造容器使用時
備考: *-5 現状の有効水素貯蔵量 (本研究室で開発した軽量・高性能貯蔵容器の使用を想定した場合)
備考: *-6 WE-NET計画の目標値 (本研究室で開発した軽量・高性能貯蔵容器の使用を想定した場合)
備考: *-7 IEA TASK-12の目標値 (本研究室で開発した軽量・高性能貯蔵容器の使用を想定した場合)

 

 

SBH水素と工業用水素との比較

SBH水素

工業用水素

1 純度 同伴飛沫量による 高い
2 水分 分圧は飽和水蒸気圧に近い 分圧はゼロに近い
3 貯蔵圧力 常圧 20-50MPa程度の高圧を要す
4 貯蔵状態 固体(スラリー)もしくは液体 気体
5 貯蔵安全性 可燃性・引火性・爆発性なし 混合気は高い引火性・爆発性を示す、静電気引性が高い、転化温度が低い
6 貯蔵量

・含水素量:10.6重量%

・加水分解による水素発生量:10.8重量%

・実用水素発生量:3-5重量%(対システム重量)

充填圧力および容器体積による
7 供給圧力 常圧から数気圧まで 減圧弁による制御が可能
8 供給温度 常温から100℃程度まで 常温
9 供給速度 加水分解反応条件による 流量制御弁により可変
10 電解膜への影響 イオン伝導度向上に効果的 加湿条件による

11

正負極表面への影響 湿潤水素により好影響 加湿条件による