この技術は金属表面(例えばSUPやSUSなど)に親水性を持たせる技術であり、東レやトーカロから委託研究を受けた。
これはフッ化処理と安定化処理を併用し,表面親水性を有するアルミニウムを作成しこれをエアコン用のフィンに応用すれば蒸発潜熱を利用したラジエターを作製することにより送風抵抗が少なく、熱交換効率の向上が計れる。
高圧電線はアルミニウム線を束ねて1本の高圧線にするが、これに親水性を持たせることにより、結露防止技術となり、送電高率の向上が期待できる。また、ステンレス合金が親水性を有する例は少なく,現在SUS304において実証実験中である。現状では、金属光沢を失わない特徴を有するSUS304が完成している。
これらの親水化技術はAPやSUPやSUS合金が金属光沢を失わず、繰り返し実験にも耐え、親水性の良いデータが得られている。