次世代の新しい水素貯蔵技術開発分野において世界のトップを目指しつづける当社では、その革新的かつ独創的な研究開発テーマとこれまで培って来た豊富な開発実績が国際的に認知され、公的な助成金や補助金をはじめ数多くの民間委託研究や共同研究のご依頼を受けて参りました。このリンクページでは、当社の研究開発設備のご紹介をはじめ研究・委託研究実績および補助・助成研究開発実績、これまでの研究開発テーマ、そして新たに建設された蓼科本社・研究センターについてもご紹介いたします。

2005年4月以降は、大学基盤型研究開発ベンチャーから、これまでの研究開発成果をベースにした技術移転専門ベンチャーへの移行をはかりつつあります。下記のご紹介の中には、そのような方向転換をはかる前の内容をご紹介させて頂いた箇所がありますが、当社の研究開発理念や方針は聊かなりとも変化するものではありません。

「研究の具体的な最終ターゲット」の項は、既に開発段階を終了した課題は削除し、2000年から本格的な取り組みを開始した「水素化ホウ素ナトリウムを水素貯蔵材料とする水素貯蔵・供給技術」関係のみをご紹介させて頂きました。


研究の理念
 
●新エネルギー源としての水素利用技術の研究・開発によって自然環境保全に資すること,研究成果が環境劣化速度の低減に役立つこと。
●研究成果の産業技術化に資するために国際的な研究活動を積極的に推進すること。
●海外の優秀な若手研究者を招へいし、当研究室の研究スタッフとして研究に参画させること。

研究の方針 ●水素の貯蔵・輸送技術に関する研究開発
●水素をエネルギー変換媒体としてのフッ化水素吸蔵合金とその利用に関する研究開発
●水素貯蔵・供給材料としての水素化ホウ素ナトリウムに関する包括的な研究開発の国際的研究開発の中心的役割を担うこと
●実用化レベルの水素貯蔵・供給技術の基盤造りに貢献すること

研究開発の具体的な最終ターゲット
  1. 水素貯蔵材料技術:水素の大量貯蔵・輸送技術
  2. PEMFC用水素貯蔵・供給技術
  3. 水素化ホウ素ナトリウムのもつ特異な電気化学特性を利用した新規な燃料電池(DBFC(ダイレクトボロハイドライド燃料電池)技術
  4. 水素発生用新触媒材料技術 
  5. 天然資源としての硼砂を原料とするボロハイドライド類の製造・再生技術

固体高分子形燃料電池(PEMFC)用の水素貯蔵材料および水素発生・供給システムの評価項目-2003/07/16
新しい水素供給源の誕生
  • 微粒子ハンドブック
    水素の貯蔵方法・水素発生法(製造方法)・新しい水素の貯蔵と供給方法
    資料:表−1 表−2
  • NikkeiElectronics2001.10.22より